旧近藤邸

設計者:岡田孝男
所在地:西宮市、建築年:1938(昭和13)年
撮影日:2006年10月28日、撮影:田中栄治

 

現在の山本清記念財団会館。
岡田孝男は武田五一に師事。三越住宅建築部に入り、阪神間でも住宅の設計を行っていました。岡田は茶室の研究で有名ですが、この頃は欧米の最新建築であるモダニズム建築の日本への紹介や、当時の住宅建築のプランニングの研究などを行っていました。旧近藤邸は、明治以降の西洋の影響と日本建築の見直しという試行錯誤の時期の住宅であり、その特徴がよく現われています。